この求人について
業務内容
Mercorは、フロンティアAIモデルをレッドチーミングするため、核物質および保障措置の専門家によるパネルを編成しています。目的は、技術的な依頼に含まれる悪用の可能性をモデルが正しく判断できるかどうかを検証することです。正当な質問には十分に回答し、真に危険な質問は拒否できるかどうかを確認します。
担当業務は次のとおりです。
- ご自身の専門分野で、難度の高い単一ターンのプロンプトを作成し、「無害」「デュアルユース」「敵対的」の3段階に分類してラベルを付けます。
- 返ってきた回答を、定められたポリシー基準に照らして評価し、それぞれが適切に処理されたかどうかを判断します。
- 模範回答を作成します。正しい回答とはどのようなものか、またその技術的な根拠を記述します。
この分野は、他の多くの分野以上にデュアルユースの境界線上にあります。査察官の勘定を締める物質収支計算は、そこから不足している分を隠すためにも使われ得ます。発電炉に燃料を供給する燃料サイクルの工程は、核拡散の経路が通る工程でもあります。日常的な計量管理に関する質問を拒否するモデルは、答えるべきでない質問に答えてしまうモデルと同じくらい不適切です。この線引きを確実に行うために、ジェネラリストではなく実務経験者が必要なのです。
求める経歴
核物質について文献で学んだだけでなく、実際に検認した経験のある方を求めています。査察体制、計量管理、そして未解決の不一致が生じた際に求められる判断などです。最も重要なのは、日常的な専門的質問と、別の目的を探ろうとする質問とを見分けられることです。勘定を締める物質収支の数値は、転用を隠すためにも使われ得ます。まさにその境界線上にあるプロンプトを作成し、モデルがその線を守れたかどうかを判断していただきます。
該当する経歴の例(レッドチーミングの経験があれば理想的です):
- IAEA、Euratom、または国の制度(SSAC/RSAC)の査察官 — 査察計画の立案、検認、報告
- 核物質の計量管理 — 施設の申告、在庫変動報告、MUF(不明物質量)の評価と解消
- 追加議定書の実施 — 申告、補完的なアクセス、情報分析
- 保障措置機器および封じ込め・監視 — 非破壊測定(NDA)、封印、無人監視
- 研究所、規制当局、省庁における、設計段階からの保障措置(Safeguards-by-Design)の取り組みまたは保障措置政策の分析
専門的な深い知識に加えて求められること
執筆量の多い業務です。すべての判断について、専門外の方にも理解できる文章で根拠を記述する必要があります。テクニカルライティング、研究論文の発表、専門家証人の経験があれば、強い評価材料となります。サンプルまたはリンクを添えてください。また、ご自身の分野における悪用シナリオについて、長時間にわたり読んだり書いたりすることになります。専門家の皆様には事前にこの点を説明しており、いつでも不利益なく休憩や離席ができます。
応募前にご確認ください
この業務には、機密情報や輸出管理対象の情報、秘密保持契約(NDA)または公開前審査義務の対象となる情報は含まれず、また、それらに基づいて作業を行ってはなりません。そのような義務を負っている場合でも、適任である可能性はありますので、応募時にお知らせください。それに応じて業務の範囲を調整いたします。